俳句(澄む秋)

作句トライ/

  澄む秋や宇宙の晴れて空生まれ

ビッグバンから始まる宇宙創造の初期は、電離度が高く光子も通らない状態だったのが、原子などの生成を通し光子即ち光が通るようになり、所謂「宇宙の晴れ上がり」(この表現は日本の学者が使い始めた)になったと言う。
澄んだ秋の空を見ていると何で地球はこう都合よくできているのだろうなどと、宇宙の中では無限小とも思われる地球の存在の不思議さにしばしとらわれる。
(第25回「NHK全国俳句大会」入選句-2024年3月)