DIYトライ/ 水栓カートリッジ交換
洗面所の混合水栓から水漏れが生じた。通常水栓のバルブカートリッジ(以下カートリッジ)を交換すればよいはずなので、不良のカートリッジを取り外そうと思ったら、これが何とも難儀なことになりました。 良くあることらしいのですが、カートリッジの頭部と水栓のハンドルレバー(以下レバー)を止めているネジがさび付くとかで、いっさら外れませんでした。洗面所の鏡との関係もありネジにアクセスしにくい環境ではありますが、一か月ほど多様な潤滑油も使って試しましたが、絶望的な状況でした。ネジ一本が外れないと全体が旧型の為、部分的な修理はできず(部品などの関係で)、周辺部分も含め結局全取り換えになるのが流れの様でした。全とっかえだと5~6万円はかかるとのこと。一念発起何とかコマの交換(5~6千円)でやってやろうと思い立ちました。
これが問題の水漏れを起こした水栓。 レバーの先端部分にカートリッジの頭部とを固定するネジがあるのだが、これがいっさら回らない(外れない)。
徹底的にやるために水栓を下部の管と共に引き抜いた。 と言っても隣人からは、通常は使うことのないような大きなレンチを借用し、シンク下に仰向けに...結構な重労働でした。
シンクの下で右側にある様な管とともに水栓を引き抜いた。 図⑤のようになっていたのだが、この場合は未だレバーとカートリッジや管はくっついた状態のまま。
図の下部に並んでいる様な部品を外してレバー類を引き抜いた。
レバーとカートリッジの頭部を止めている問題のネジへのアクセスが自由になったので、外そうとしましたがやはりいっさら回らずネジ頭も壊れてしまいました。
こうなったらネジ自身を破壊すべく、ネジの頭からドリルでネジを取り除くべく、ホームセンターのフライス盤を借用して試みました。 当然外れるはずが、狙い場所が不適だったのだろうか、すんなり壊れてくれませんでした。 軽くレバーとカートリッジの接着部分を、ハンマーで軽くたたいていたら、意外にもレバーは簡単に外れてくれました。
この頭部の出ている不良カートリッジを交換要。
一方レバー側に残ったネジの残骸はしつこくも残っていましたので、ドリルで何度か攻めてみました。
ついにネジ残骸を全部除くことができました。
しかし、今度はハンドルレバー側のネジ穴がすっかり広ががり変形してしまったので、所定の方法(レバーとカートリッジ頭部をネジで固定する)は不可能となりました。
結局レバーとカートリッジ頭部の結合部分の隙間に小さいくさびを噛ませることで一応の目的は達することができました。
カートリッジ頭部とレバーが楔止めの為、完成状況は写真から分かるように少々浮いており見た目が悪いですが、これまで5か月ほど問題なく実用に供しています。 もっとも浮いてきたらハンマーで少々叩くことは有ります。 まぁ、やはりハンドルレバーはいずれ交換することにはなるでしょう(2~3千円)。
以上何か皆様のご参考になる事があれば幸甚です。