作句トライ/
星飛ぶやおお規模なる師旅立ちへ
/高校三年のクラス担当だった先生が九四歳で亡くなられた。人文地理をご担当されており、生徒思いで時折ユーモアを交えた授業は楽しいものだった。
ところが「大規模」農業などを「おお規模」農業と仰しゃられ(ユーモアではなく)、パーフェクトに思われた授業の中での微笑ましい突っ込みポイントとして皆で記憶しており、後のクラス会などでその点を冷やかし、師弟で大笑いになったものです。
人間力に優れ気力あふれ声にも力が漲っておられ、後に県の教育庁教育次長も務められるなどまさに「おお規模」な先生ではありました。
つい数年前までのクラス会にはいつもご臨席頂いていましたが、お会いするたびにそのお元気さやユーモアも変わらず、そのうちまたお会いしたいものと願っていましたが、ご逝去のお知らせを頂きそれは叶わぬこととなり誠に残念です。
心からご冥福をお祈りいたします。(2021.11.22)